解散ミーティング
解散ミーティングとは?
解散ミーティングとは高専野球部低学年の3年生が引退するときの儀式である。
この場を持って三年生が正式に部活を引退するのである。
ここで3年生は今までの感謝を監督やコーチに伝え、下級生たちは3年生に今までの感謝を伝える。
ここで事件は起きた...
この日の僕は油断をしていた。一瞬「それ」が起きる可能性も考えていたが、まさかみんなが見ている前でそんなことをするはずが無いだろうと楽観的に考えていた。だたこのような希望的観測は目の前の現実によりいともたやすく打ち砕かれることになる。
この解散ミーティングでは下級生が上級生一人一人に対してお礼や感謝の言葉を述べる。
このとき僕は「ときのそらちゃんって絶対いい匂いするよな~」などと相変わらずキモことを考えていて平常運転だったが、そうしているうちに僕がお礼を言われる番になった。
後輩「はるきさんはやっぱりエロゲの印象が強くて~」
こいつは何を言っているのだろう?
これを二人きりの時に言っているのなら分かる。実際にエロゲーマーという人の中でも最底辺の位に位置する人種ってことは自分自身自覚を持っているし、後輩にエロゲやっているキモい人と思われても仕方ないだろう。しかしここは「ミーティング」という全員が集まる場ということをこいつは理解していないのではなかろうか?全員いるということはもちろん監督、コーチ、マネージャーがいるわけでそれらの人にはエロゲをやっていることは今まで隠し通してきた。初対面で「私はエロゲーマーです」なんてことを言う人とは関わりたくないのが当たり前だろう。そして僕は、そのような人に対しては常に違う自分を演じてきた。監督、コーチに対しては「普通の高専生」であるように演じてきたし、マネージャーに対しては「優しいお兄さん」を演じてきた。そうやって今まで培ってきたものが一瞬にして崩れ落ちた。しかもその様子がカメラで撮影されてて一生消えないものになった。もうだめだおしまいだ この時の絶望感は親にエロゲがばれたときよりも、じゅんいちダビッドソンが盛大に滑ったときよりも、僕の心に深く突き刺さった。そもそも「エロゲのことしか印象にない先輩」である僕が一番の原因であることは間違いないのだが、そこはいい感じにうわべだけの言葉でよかったから事実を言わないでほしかった。というかエロゲのことをバラされるくらいならスルーしてほしかった。
しかし人間というものあまりにも絶望すると現実逃避をするようで、このときの僕はなぜか「おっパブに行って乳首をなめたら追い出された人のブログ」のことを考えていた。しかし童貞には何を書いているのかは分からないのである。唯一わかることはおっぱい、そうおっぱいである。おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおppppっぱぱぱおsjcsdぱぽおksdcsぢhvsdぃcjsだ
そうこうしているうちにいつの間にかミーティングは終わっていた。ちなみに自分の番は何を言ったかさっぱり覚えていない。
帰るときには半錯乱状態に陥っていた。
セミさん今日も元気いっぱいに泣いてるね!セミさんのおしっこおいしそうだね!今度オリーブオイルの代わりにセミさんのおしっこ使ってチーズタッカルビ作ってあげるから楽しみにしててね!
そして帰ってからマネージャーにこのようなメッセージを送った。
正直謝っただけでは到底許されることではないと思った。そもそもエロゲ云々以前にこいつは年下の女の子に「お兄ちゃん」って呼ばそうとしてた妹コンンプレックス拗らせた頭お花畑な変態なのだ。
そしてそれに対する返事がこちら
はい勝ちま〇こ(N色まつり)
おまけ